耐震等級とは

「耐震等級3」という言葉をよく目にしませんか?

地震が多い日本では家づくりにおいても”どのような対策ができるのか”は気になるポイントですよね。
実際の細かい話は建てる工務店さんによって違ってくると思いますが、
巷で目にしたり、耳にするのは「耐震等級3」という言葉ではないでしょうか。

耐震等級は建物の強度を表す一つの値として見ることができます。

では、この耐震等級3というのは具体的にどれぐらいの地震に耐えうるのか見てみましょう。
耐震等級は1~3まであり、3が最高ランクです。

◆耐震等級1
建築基準法で定められた建物。
阪神淡路大震災でも倒壊しない程度です。

◆耐震等級2
病院や学校等の避難場所などに指定される建物。
阪神淡路大震災相当の1.25倍の力でも倒壊しない程度です。

◆耐震等級3
消防署や警察などの防災の拠点となる建物。
阪神淡路大震災相当の1.5倍の力でも倒壊しない程度です。

※阪神淡路大震災 マグニチュード7.3 最大震度6

日本の法律上、一般住宅は最低でも耐震等級1の震度6~7の地震でも倒壊しないように建てられます。
これは木造であろうと鉄筋コンクリート造であろうと同じです。
それが耐震等級3となると消防署や警察署を建てるときの基準と同じレベルになるという訳です。

ただ絶対の保証をうたうものではないため、あくまでも目安の一つとして見てもらうといいと思います。
地震が多い日本だからこそ、様々な工務店さんで独自の地震対策をとられているところも増えていますが、
耐震等級1が法律上の基準で、どうしても耐震等級3で建てたいという場合はあらかじめその要望を伝えるようにするとよいでしょう。

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