材木屋がデジタル展示場を作ったワケ。

4代目材木女子

みんな集まれ!モクタウン(^º^*

2021年5月、岐阜の木(岐阜県産材)を使ったモデルハウスや家づくりを紹介するオンライン上の住宅展示場「MOKU TOWN」がスタートする。

私の会社が事務局を務める、岐阜県産材の推進団体「ぎふの木ネット協議会」がその運営者であり、この「MOKU TOWN」は、地元岐阜愛知を中心としたエリアの家と木に関する企業や団体(工務店、設計士、不動産、材木屋、プレカット工場、森林組合、林業家、森林学校、大学等の200社/団体以上)の動画やVRが集まった、家づくりの「ものづくりのストーリーが伝わるデジタル展示場」だ。誰でも、いつでも、どこでも、家づくりの情報収集ができ、さらに、気になった工務店にアクセスしたり、見学会などのイベントを飲食店を予約するように気軽にスマホから予約できる「家づくり予約サイト」なのだ。

えっ、なぜ材木屋がこんなの作ったの?

というのが、記者さんや関わる業者さんから最初に多い質問のひとつです。

 どんなコンテンツやサービスがあるのかどうか等はホームページやプレスリリースを見て頂くとして、今回は、ふつう工務店に木材や建築資材を卸すのが仕事の材木屋がなぜこんなコンテンツを作ったか、ということについて。理由は大きく3つ。

①「知られてなさ過ぎてもったいない!」から。

ふつうに生きてきて、なかなか地元の工務店と知り合いになることはないでしょう。家業が材木屋の私でさえ、27歳で家業に戻ってくるまでは、地元の工務店や設計会社がどこにあってどんな建物を作っているかなんて、ほぼ知る機会はありませんでした。 

が、一旦仕事をきっかけに地元の工務店の施工例や仕事内容を知ると、本物の木をくりぬいてお風呂にしたり、階段の踏み板が一段一段一枚板だったり、天井のないお風呂をつくっていたり、中東だかアフリカだかの国から持ってきたアンティークなドアを取り付けてあったり(そのような家が良いかどうかは好き好きとして)、凡そ「ハウスメーカーやパワービルダー」の施工例では見たことのない、オンリーワンな個性を叶える能力と拘りようを知り、とても驚きました。なのに家の値段はそこそこ(ここがポイント)、それが「地元工務店」なのかと知り、家づくりを全く考えていなかった20代のころでさえ、絶対自分なら地元工務店で好きな素材やインテリアを指定して建てたいなぁと思ったものでした。

お問い合わせ

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営業時間 9:00~17:00(土曜不定休、日曜祝日休み)

運営団体:ぎふの木ネット協議会
事務局:ヤマガタヤ産業株式会社