建材とは

建築材料について知ろう

建材とは、建築材料の事です。
建築物を造る為に使用されるあらゆる資材、材料の事をいいます。 
例えば屋根材、壁材、床材、天井材、建具(ドアや障子)といった様々なところに使われる材料です。

素材も様々で基本的にはその機能やデザインにあった素材が使われますが、石材、木材、鉄鋼材、非敵金属材、ガラス材、粘土焼成品、高分子材料、植物繊維といったように材料があり、それこそ数えきれないほどの種類の建材が世の中には存在しています。
沢山あって迷うこともあると思いますが、適材適所というように、材料には必ず、良いところ、悪いところ、長所、短所、メリット、デメリットがあります。木は軽くて丈夫ですが、他の素材に比べて腐りやすかったり、石材は、丈夫ですり減ることは少ないですが、とても重い材料です。ガラスは、風や雨を遮ってくれますが、中の熱が逃げやすかったり、割れると危険があったりします。接着剤なども、簡単に材料をくっつけてくれますが、物によっては有害な成分を含んでいたり、非鉄金属のアルミは、軽くてさびにも強いですが、熱をとても伝えやすい材料です。                   
さすがに、全ての建材とその機能や素材を理解したうえでどこにどの建材を使えばいいか考えるのはなかなか難しい事だと思います。
自分の好みや譲れないデザイン等は伝えつつも、材料を決める際には、建築士や材料屋さんといったプロの方と一緒に相談しながら進めていくといいと思います。

また、家の骨組みである柱や梁材を中心に、日本では古くから住宅に木材を多く使ってきました。骨組み以外でも藁や雑木などの樹木・植物を巧みに使い住宅を造っていました。

最近、よく自然素材や天然素材という言葉を耳にしますが、明治になる前の日本の建物はまさに、自然素材100%だったのでしょう。
アレルギー、アトピー、シックハウス症候群といったものは、現代社会がつくりだした産物のように思います。                                                     まだまだ日本には、豊富な木材資源が存在します。特に「住まい」は、人が一番長くいる場所ですので、健康には気を付けたいところですよね。出来る限り自然な建材を使って、100%まではいかないにしても身体にもやさしい「住まい造り」をおすすめします。

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