木目が美しい岐阜のブランド杉「長良杉」
長良杉とは?
「杉」は一般的によく聞く樹種の一つだと思います。
桧とともに建築材料としてよく使われるほか、工芸品や箸のような小物の材料として親しまれてもいます。
岐阜県はその中でも「長良杉」と呼ばれる良質な杉を産出しています。
名前の由来は良質な杉が多くある清流長良川流域にちなんで、また「長」くて「良」い「杉」という意味も込められています。
長良杉の特徴
長良杉の長所は多くありますが、中でも木目が均等かつ冬目(木目のうち色が濃く、秋から初冬にかけて成長した部分)が太く美しいのが特長です。
また、仕上がり後の表情が豊かで手触りもきめ細かく柔らかいことにも定評があります。
加えて長良杉は、源氏と平家の旗色にちなみ「源平」と呼ばれる、白太(辺材)と赤身(心材)が混在した材で美しさが際立つともいわれています。
この機会に岐阜県の良質な杉に目を向けてくださるとうれしい限りです。