坪単価ってなんですか?(前編)

坪単価って何?建物のことも知っておこう!

 坪単価とは?

まず住宅の面積の表記に使われている「坪」とはなんでしょうか?
日本の住宅は、昔から尺貫法を使って建てられてきました。ちなみに1坪とは約3.3平方メートルで、畳2枚分(2帖)程度の広さです。正確には「(坪)÷0.3025=(平方メートル)」という計算式で表されます。

一般的には、建物の本体価格を延床面積で割った数値が坪単価となり、建築に必要な費用を算出するときの目安となります。仮に本体価格が2,000万円、延床面積が50坪の住宅を建てたとすれば、坪単価は40万円と考えることができます。また、延床面積とは建物全体の床面積を合計したもののことです。2階建てであれば、1階と2階の床面積を両方カウントします。しかし坪単価の算出方法は、建築会社ごとに基準が違っています。

「建物本体価格」は基礎や構造部分、外壁や内装、住宅設備機器など建物に付随する工事費用だけを指す場合や、さまざまなオプション、エアコン・カーテンなどを含んでいる総費用が含まれている場合もあります。
また「建築面積」についても、延べ床面積を指す場合、工事面積を指す場合などまちまちです。延べ床面積は、ベランダやテラス、吹き抜けなどを含まない面積で、施工床面積はそれらすべてを含む住宅の総面積を指す場合などもあります。

総工事面積で算出している坪単価の方が安く算出されてしまうのです。単純に坪単価だけを見て判断するのではなく、どのような前提で計算をしているのかもよく確認しておきましょう。
住宅会社と相談する際は、「何がどこまで含まれている建物価格なのか?」を確認しながら、家づくりを進めていくことで、各社の比較がしっかりと行えることがメリットにつながります。

 坪単価に影響する構造や工法のことを知っておく!

住宅構造・工法の種類については、大きく分けて3つとなります。

それぞれの工法のメリット・デメリットはありますが、日本の戸建住宅の約70&は木質系で建築されています。その中でも、昔からの在来軸組工法というものが一般的には普及しており、日本の気候風土にあったものとされています。
木造在来工法や2×4工法よりは、鉄骨造や鉄筋コンクリート造などは高額になる傾向が見られます。

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