設計やデザインの提案力だけが選ぶポイントではない住宅会社選び!
今はインターネットなどで、色々な情報を検索することができます。まずは自分が建築したいなと思う地域の住宅会社を色々と調べてみましょう。
HPやSNSで住宅のプランやデザインなどを見ていくと自分たちの好みがわかってくるかもしれません。またその会社の住宅の特徴やこだわっているポイントも見えてきます。その中で良いなと思われる会社のモデルハウスや見学会などに参加されてはいかがでしょうか?
(今は、VRでモデルハウスを見学できる会社も増えてきました。)
またその会社で建築されたお客さまのお話を伺うことも、住宅会社選びには有効です。ご友人やお知り合いが建築されていればベストですが、いらっしゃらない場合は、担当者にそういった機会を設けてもらえないか聞いてみても良いでしょう。
(紹介できない、という場合は、お客様との関係があまり良好な関係が結べていないのかもしれませんね・・・。)
また商談が進んでいったら、その会社が施工されている建築現場を見せてもらうことは行いましょう。厨房が散らかっていて、汚い飲食店では、美味しい料理が提供されることはあまりないでしょう。
住宅も同様に、建築現場が整理整頓されていて、しっかりと管理されている会社は、住宅の施工品質も高いと感じます。一生に1度しかないと言われている家づくりは、しっかりと行ってほしいですよね。
住んでから大事な定期点検、メンテナンスも住宅会社選びの大事なポイント
住宅は、何十年と住み続けるものです。
そのため、“永く快適に住まうためには“、建築時の建物の丈夫さ(耐震性や耐久性)だけでなく、定期的な点検・メンテナンスは重要となります。
自動車には車両検査制度というものがあります。安全に走行するためには、2年に1度の車検を受けることで“お墨付き”をもらい、公道を走ることが出来るのです。
これと同様で、住宅においても“定期検査”は必要となります。
住宅の部位の中で最も傷みやすい部分は、やはり激しい温熱環境や風雪などさらされている外壁や屋根が一番傷みやすいケースが多いようです。また床下もシロアリの被害や基礎のヒビ割れ、水漏れ・湿気による腐れなども注意したい部分です。
これは定期的に専門業者による検査を行うことをおすすめします。
(フリーメンテナンスの部材や床下にシロアリが侵入しにくい工法などもあります。)
また水廻りや電気設備、配管などの部分も定期的な点検と交換を実施したほうが良いと考えられます。
こういった定期点検やメンテナンスをきちんと実施している住宅会社を選んでいくことが重要です。ただし、必要な工事についてはお施主様の負担になるケースがほとんどなので、資金的な余裕を持っておくことは重要です。
引き渡されてからの保証内容を確認しておく。
住宅は“永く住まう”ものであり、“家づくり”はその第一歩に過ぎません。
お引渡しされてからの保証内容については、何年目までに、どういった内容の保証がされるのか、またどういった対応を行ってもらえるのかは契約時までに確認しておきましょう。
法律的には、お引き渡し後10年間の瑕疵担保責任が住宅会社には義務付けられています。しかしながら、それで十分ではなく、定期的な点検やメンテナンスと同時に、何かあった時の“保証”を行ってもらえる住宅会社を選択していくことは重要です。
自分たちに合った住宅会社を選ぶために
自分たちの住みたい家に合った住宅会社を選べるように、焦らず色々な住宅会社を見ていきましょう。
「会社が販売したい商品」を提案する会社よりも、自分たちの建てたい住宅の要望だけでなく、予算面も含めてしっかりとバランスの良い提案をしてもらえる担当者がいる住宅会社を選んでいくことをお勧めします。